色とりどりのつつじに包まれる、春の谷根千さんぽへ
5月の東京は新緑が美しく、散歩にぴったりの季節です。今回ご紹介するのは、東京メトロ千代田線沿線で楽しめる、根津・谷中エリアの街歩きコース。特に5月は根津神社で「文京つつじまつり」が開催されており、約100種3000株ものつつじが色鮮やかに咲き誇ります。歴史ある神社の境内を彩る花々と、昭和レトロな商店街の風情を一度に楽しめる、初夏の東京らしい魅力が詰まった散歩コースです。
東京メトロ千代田線の根津駅から徒歩5分というアクセスの良さも魅力。週末はもちろん、平日の午前中なら比較的ゆったりと散策できます。カメラを片手に、のんびりと下町の空気を感じながら歩いてみませんか。
①根津神社つつじ苑:圧巻の花景色に息をのむ

まず最初に訪れたいのが、今回のメインスポット「根津神社」です。約1900年前に日本武尊によって創建されたと伝えられるこの神社は、江戸時代から続く格式高い東京十社のひとつです。国の重要文化財に指定されている権現造りの本殿や楼門は、宝永3年(1706年)に五代将軍徳川綱吉によって建てられたもので、300年以上の歴史を今に伝えています。
公式サイト:https://nedujinja.or.jp/
文京つつじまつりの見どころ
2026年は4月1日(水)から4月30日(木)まで「第55回文京つつじまつり」が開催されていました。5月に入ると祭りは終了していますが、遅咲きの品種はまだ楽しめることがあります。約2000坪の「つつじ苑」には、フジツツジやハナグルマなど珍しい品種を含む約100種3000株が植えられており、早咲き・中咲き・遅咲きと順番に咲き移っていくため、長い期間花を楽しめるのが特徴です。
千本鳥居も見逃せない

根津神社のもうひとつの見どころが、境内にある「乙女稲荷神社」へと続く千本鳥居。赤い鳥居が連なる様子は京都の伏見稲荷を思わせる神秘的な雰囲気で、こちらも撮影スポットとして大人気です。つつじ苑とあわせて、ぜひ訪れてほしい場所です。
②不忍池と上野恩賜公園:都会のオアシスで一休み

不忍池の写真
根津神社から徒歩約15分、上野方面へ足を延ばすと「不忍池」があります。上野恩賜公園の中に位置するこの天然池は、春は桜、夏は蓮、冬は水鳥と四季折々の表情を見せてくれる、都会の中のオアシスです。
公式サイト(上野恩賜公園):https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/toubuk/ueno/index_top.html
初夏の不忍池の魅力
5月の不忍池は、まだ蓮の花は咲いていませんが、新緑が美しく、散歩にぴったりの季節。池は「鵜の池」「蓮池」「ボート池」の3つに分かれており、ボート池ではスワンボートやオール式のボートをレンタルして水上散歩を楽しむこともできます(営業時間:9時~17時、4月~10月は9時~19時)。
池の中央にある弁天島には、弁財天を祀る八角形のお堂「不忍池弁天堂」があります。参道には出店も並び、にぎやかな雰囲気。池の周りをぐるりと一周する遊歩道は約1.7kmで、のんびり歩いて30分ほど。**マガモやオナガガモなど水鳥の姿を観察しながら、ゆったりとした時間を過ごせます**。
おすすめの時期:年間を通じて楽しめますが、5月は新緑が美しく、気候も穏やかで散策に最適。蓮の花を見たい場合は7月~8月がおすすめです。
③谷中銀座商店街:レトロな下町で食べ歩きを満喫

最後にご紹介するのは、根津神社から徒歩約10分、日暮里駅方面へ向かう途中にある「谷中銀座商店街」です。全長約170mの通りに約60店舗が並ぶこの商店街は、昭和レトロな下町情緒あふれる雰囲気が魅力で、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。
公式サイト:https://www.yanakaginza.com/
「夕やけだんだん」からの眺め
商店街の日暮里側入口には「夕やけだんだん」と呼ばれる石段があります。この階段の上から商店街を見下ろす景色は、谷中銀座を象徴する風景。晴れた日の夕方には美しい夕焼けが見られることから、この名前がつきました。商店街を訪れたら、まずはこの階段からの眺めを楽しんでみてください。
食べ歩きとお土産探し
谷中銀座商店街の楽しみ方は、何といっても食べ歩き。昔ながらの和菓子店、たい焼き屋、メンチカツで有名な肉屋、最近人気の和栗専門店など、**手頃な価格で美味しいものが楽しめるお店がたくさん並んでいます**。私のおすすめは、揚げたてのメンチカツとたい焼き。どちらもその場で食べられる手軽さが嬉しいポイントです。
また、谷中は「猫の街」としても知られており、商店街のあちこちに猫モチーフの雑貨や置物が。猫好きな方へのお土産探しにもぴったりです。和雑貨やフロランタン専門店など、個性的なお店が多いので、ぶらぶら歩きながらお気に入りを見つける楽しみがあります。
おすすめの時期:年間を通じて楽しめます。5月は気候が良く、食べ歩きに最適なシーズン。夏には「谷中ひゃっこい祭り」などのイベントも開催されます。
まとめ:初夏の東京で「花」と「下町」を満喫しよう
今回は、根津神社のつつじを中心に、上野・谷根千エリアの魅力をご紹介しました。このコースの**おすすめポイントは以下の3つです。
①5月ならではの美しいつつじ:根津神社のつつじ苑では、約100種3000株の色とりどりのつつじが楽しめます。重要文化財の社殿を背景にした花景色は、一見の価値があります。
②歴史と自然が調和した散歩道:約1900年の歴史を持つ根津神社、都会のオアシス不忍池、そして江戸情緒残る谷中銀座商店街と、**それぞれ異なる魅力を持つスポットをコンパクトに巡れます。
③アクセスの良さと食べ歩きの楽しさ:東京メトロ千代田線の根津駅・千駄木駅、JR日暮里駅と、複数の駅からアクセス可能。谷中銀座では美味しい食べ歩きグルメも満喫できます。
所要時間は、ゆっくり歩いて3〜4時間ほど。午前中に根津神社を訪れ、お昼前後に不忍池で休憩、午後は谷中銀座で食べ歩きとお土産探しというコースがおすすめです。5月の爽やかな陽気の中、歴史ある神社と下町の風情を感じながら、のんびりとした東京散歩**を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと心に残る素敵な一日になるはずです。

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